うしかい歯科クリニック

牛飼 芳章 院長への独自インタビュー

縁のある土地で、地域に根付いた診療を

親戚にお医者さんがいたこともあって、医療系への興味は幼い頃からのものでした。それに加えて、兄が先に医療の世界に進んだことで、「やりがいのある仕事ではないか」と思い、この道を志したということになります。
郷里の大学を卒業後は、東京へと出てきました。やはり、アカデミックな場所ということでは、鹿児島ではなく、こちらということになるんですね。地方にいても講習会や勉強会に足を伸ばそうと思えば可能ですけれど、気軽に、というわけにはまいりません。ですから、修行の一環としてこちらで技術を身につけ、いずれは鹿児島に戻る、ということを当時は考えていたのです。
その私が、1999年に当地に『うしかい歯科クリニック』の開設に至ったのは、いくつか理由がありました。勉強会等への継続的な出席を考えると、やはりその利便性は得難いものだということが1つ。長年こちらで診療をしていますと、自然、知り合いも増えてきたということも1つでしょう。それから、この日吉が、大学を卒業してこちらに出てきて、初めて住んだ土地ということも大きな理由でした。縁が重なり、この土地への愛着が次第に増えていき、仕事としてこの地に骨を埋めていこうと考えたのです。

歯医者さん嫌いのお子さんを少なくしていきたい

開院から20年が経つことになりますが、当時から変わらずいらしていただいている方もおられます。小さなお子さんからご高齢の方まで、本当に幅広い層の方にご利用いただいていますね。
お子さんも数多く診させていただいています。コツというと難しいのですけれど、やはり、いかに慣れてもらい、怖くないと思ってもらえるかが大切だと思っています。当クリニックでは、いわゆる母子分離はおこなっておらず、拘束等もしておりません。3歳でできないことも、4歳になればできることもありますので、焦らず見守っていくというスタイルをとっています。もちろん、だからと言って放置しているわけではなく、麻酔が使えない子は現状維持に努め、様子を見ながら悪くならないように見続けていくということになります。
大事なことは、歯医者さん嫌いにしないことではないでしょうか。ご両親の理解を得ていきながら、少しずつ少しずつ慣れていってもらうことを優先しています。

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